第458話
英語ですが、ここで読めます→http://www.onemanga.com/Naruto/
The usual disclaimer:ネタバレ有りです。読みたい方のみお読み下さい。
以下は原文が英訳されたものを再び私が日本語に訳しているものなので、実際のセリフのとおりではありません。
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五影の会談が始まりました。今週はやたらとセリフが多いので、一部脚本フォーマットで書かせてもらいま〜す。
まず、我愛羅が俺から始める、聞けと真っ先にしゃべり出します。昔の我愛羅はあまりしゃべらないイメージだったので、ちょっと驚き。まあ、すっかり風影らしくなっちゃって…
我愛羅が聞け、って言ってるのに、土影が、ずいぶん顔ぶれが変わったもんだ、その若さで風影になるとは何か特殊な能力をもっているに違いない、と無駄口を叩いてます。
土影:お前の父親はちゃんとお前を教育したようだが、マナーは教えなかったようだな。
我愛羅:だから俺はここに風影として来ている。
土影:ははは、面白いガキだ。
水影:土影、邪魔しないで下さい。風影、続けて下さい。
我愛羅:俺は元人柱力だ。暁に捕まって、尾獣を抜かれてもう少しで殺されそうになった。
影でカンクロウとテマリが様子を見ています。
カンクロウ:あの土影の野郎、何様だと思ってるんだ。
テマリ:静かにしろ。
我愛羅:だから俺は暁が非常に危険だと思っている。他の影たちに援助を頼んだが、先代の火影を除いて、誰も答えてくれなかった。だが、今ではほとんどの人柱力が捕らえられ、援助は手遅れだ。
土影:フン。人柱力を捕らえられた国が他の国に命令を出す資格は無い。恥を知れ。内密に取り戻すべきだった。一旦取られたら他の国に助けてもらえるなんて思うな。
我愛羅:外見、名誉、そんな馬鹿げた古い思想を気にする暇はない。
土影:フン、ガキが…
水影:尾獣を盗まれたからと言って恐れることは無いわ。尾獣をコントロールするには時間と知識とスキルが必要。
雷影:尾獣を適合させるには、人柱力は尾獣と共に成長する必要がある。それでもコントロールは難しい。すぐに出来るものではない。そうだろう、風影。
ダンゾウ:尾獣をコントロール出来た者は、うちはマダラ、初代火影柱間、それとおそらく4代目水影やぐらと雷影の弟のキラービー。
(げ、私が昔かわいいって言ってた三尾の子はなんと水影だったのね!それも霧隠れが血霧の里と言われていた頃の4代目水影!)
しかし…とダンゾウが続けたところで、火影のお供の二人が何かを察知して身構えます。同時に他のお供たちも全員身構えて、雷影がうるさい、と机(?)をぶっ壊した頃には全員のお供たちがそれぞれの影を守るために出て来ています。
侍:ここは話し合いの場だ。そのような無礼な真似はお控え願う。
ダンゾウ:フウ、トルネ、下がれ。
水影:青、長次郎、大丈夫だ。
土影は何も言わずに顎でお供を引かせます。
雷影もフンッと言って席に着きます。
雷影:暁は木ノ葉、岩、砂、霧の抜け忍で形成されている。それだけではない。ここにいるお前達、あるいは先代の影の中に暁を自分の目的で利用した者いる。
雷影:俺はお前達を信頼していなかった。お前達と話し合う気など無かった。だが、俺はお前達の真の忠誠がどこにあるのか知るため、お前達をここへ呼び出した。
我愛羅:暁を利用したとはどういう意味だ?
雷影:お前は風影だろう。誰も何も教えてくれなかったのか?長老達に訊くがいい。お前達は自分の戦争で暁を利用した。
土影:大国は今比較的平和な時代にある。武力拡張から武装解除に移っている。国同士の緊張が和らぐにつれ、戦争の危機が小さくなる。忍の里は国の資源を消耗するからな。だがリスクはある。突然戦いが始まったらどうなる?戦いの真っ只中で、経験の乏しい忍者に頼ることは出来ないから戦争に負ける。
土影:そのような戦力を自分達で築き上げるには時間と金がかかる。だが暁はプロだ。そして、比較的安く雇うことが出来る。更に彼らは常に良い結果をもたらす。
雷影:そんな話は聞きたくない、土影。
土影:フン
雷影:砂は暁を使って木ノ葉を潰そうとした。大蛇丸だ。奴がその当時まだ暁のメンバーだったかどうかは分からんが。その結果、先代の風影と火影は死んだ。
雷影は、それは誰かの策略だったんじゃないのか、とダンゾウのほうを睨みますが、ダンゾウは無視してます。
雷影:霧隠れ、お前達が一番怪しい。お前達は他の国との外交関係が無い。それに暁は霧隠れで結成されたと言ううわさもある。
水影:本当のことを言えば…
(青:本当に言う気か?)
水影:私の先代の4代目水影が誰かに操られていた疑いがあった。暁であった可能性はある。だがあまり大げさにしたくなかった。
雷影:貴様ら…!
土影:口をつつしめ、雷影。元々、お前の国がこの武力解除の時代に力と術を集め続けていたからこそ他の国が暁を雇わざるをえなくなったんじゃないか。
雷影:何だと!?
ダンゾウ:これ以上内輪もめになる前に、ひとつ言っておきたいことがある。
雷影:何だ?
ダンゾウ:暁のリーダーはほぼ間違い無くうちはマダラだ。
土影:奴はとっくの昔に死んだと思っておった。
ダンゾウ:わしにも良く分からん、だがわしの情報源は確かだ。
土影:まさかアイツが真の化け物だったとはな。
侍:中立国として言わせてもらう。暁のリーダーは時勢を読むことが出来る。奴は安定と、他の国が自分の力を増大しようとしているのではないかと言う疑いを利用した。このままだと鉄の国まで…だが希望はある。このように五影が揃うことはめったに無い。どうだ?暁を片付けるまで五影同盟を結ぶことについてどう思う?
雷影:同盟だと?
ダンゾウ:いいアイデアだと思う。我々は緊急事態にいる。協力する必要がある。(いい方向に向かっている)
侍:指揮系統は一律にする必要がある。これ以上の混乱を避けるためにも。
土影:で、この新しい同盟の指揮は誰がするのだ?
侍:あなた達に任せるとまたけんかになるだけだからな。中立国の私に判断をゆだねて欲しい。この任務にこの仲の誰がふさわしいかは私が決める。
(ダンゾウ:綱手の時代は終わりだ。)
ここで突然場所が変わって、サイとサクラ。
サクラ:なんですって?
サイ:ナルトはサスケを守ろうとしていた。そしてあんなに殴られて…それでもナルトはサスケのことを言おうとはしなかった。あと僕に、心配させたくないから君には話すなとも言った。
サイ:そして彼はサスケのことを許してもらうように雷影に頼みに行った。たぶん無駄だとは思うけど。
シズネ:何故そんなことを?カカシさんは一緒じゃないの?
サイ:カカシはナルトを信じている。無駄だと分かっていても、チャンスを与えてあげたかったんだと思う。
(う〜ん、なるほど。カカシ先生はやっぱり無駄だと分かってたのかな?)
サイ:僕がサスケの代わりに君のチームの一員になったのは最近だ。だから何が起こっているのか全て知っているわけじゃない。人間のこともよく理解してないしね。あと、彼が君に何を約束したのかも知らない。だけど、僕には分かる。彼は、君のことが本当に好きなんだ。
約束は守るってばよ、と言っていたナルトを思い出して涙ぐむサクラ。(最近サクラ泣いてばっか。)
サイ:ナルトはその約束をずっと背負ってきた。おそらく死ぬまで背負い続けるだろう。君が彼になんていったのか知らない。でも、僕がされていたことと同じようなものだ。それはまるで呪いのようだ。サスケはナルトを苦しませる。だが君も彼を苦しませていると思う。
で、また場所は突然五影会談に戻ります。
侍:残っている人柱力は木ノ葉の九尾のみ。そしておそらく全ての鍵を握るのはこいつだ。そこで、同盟の指揮を取るのは火影にしてはどうだ。
ダンゾウの思い通りなってますね。